行政書士試験の学習ノート

2020年1月より開始。クレアールで学習してます。

表現の自由

国家権力によって表現活動を妨害されない自由

 

自己実現の価値 / 自己統治の価値

表現の自由がある国は民主主義

 

知る権利

国家権力によって表現の受領を妨げられない自由

国に対して情報の公開を求める自由

 

報道の自由→保障

取材の自由→保障されない

 

判例 博多駅テレビフィルム提出命令事件

提出を拒めない

 

判例 外務省秘密漏洩事件

違法

 

判例 石井記者事件

拒めない

学問の自由

学問の自由はこれを保障する

研究 / 発表 / 教授の自由

 

判例 旭川学テ事件

普通教育の教師にも教授の自由が認められるか

普通教育の場においても一定限度で認める

 

判例 東大ポポロ事件

情報収集に当たっていた警察官を学生が取り押さえた

 

大学の自治

人事の自治 / 施設管理 / 学生管理 / 予算管理

 

信教の自由

信教の自由は、何人に対してもこれを保障する

 

  1. 信仰の自由
  2. 宗教的行為の自由
  3. 宗教的結社の自由

判例 津地鎮祭事件

目的が宗教的意義をもち、その効果が宗教に対する援助、助長、促進又は圧迫

、干渉等になるような行為をいうものを解すべきである。

合憲

判例 箕面忠魂訴訟

合憲

判例 自衛官合祀訴訟

合憲

宗教との関わりが間接的

損害賠償を否定

宗教上の人格権

判例 愛媛玉串料事件

違憲

判例 空知太神社事件

違憲

判例 加持祈祷事件

信教の自由の保障の限界を逸脱

 

 

 

 

 

政教分離の原則

国及びその機関はいかなる宗教団体もいかなる宗教的活動もしてはならない

目的効果基準で判断

援助 助長 促進 圧迫 干渉等

■社会通念に照らして総合的に判断(目的効果基準で判断しない)

 

制度的保障

思想・良心の自由

思想及び良心の自由は、これを侵してはならない

内心の絶対的自由 沈黙の自由

広義説 / 狭義説

 

判例 謝罪広告事件

名誉毀損謝罪広告を出すことを命じる行為

単に事態の真相を告白し陳謝の意を表明するにとどまる程度のものであれば

憲法違反ではない

 

判例 君が代伴奏事件

違反ではない

 

判例 麹町中学校内申書事件

 

法の下の平等

差別禁止

国会を拘束するか→◯(法内容の平等)

法適用の平等

 

形式的平等[基本]

スタートラインから平等

実質的平等

 

累進課税→相対的平等

合理的な区別は認められている

 

判例 サラリーマン税金訴訟

違反しない

 

判例 国籍法違反事件

違反する

判例 尊属殺人事件

違反する

判例 町職員特命事件

例示的なもの

違反しない

判例 レッド・パージ事件

赤狩り 

判例 女性の再婚禁止期間制限

民法772条

100日超過

 

地域的不平等

地方公共団体の条例

条例制定権を認めている以上、容認

 

議員定数不均衡訴訟

事情判決

投票価値の平等も保障

憲法は、投票価値の平等についても、これをそれらの選挙制度の決定について国会が考慮すべき唯一絶対の基準としているわけではない

全体として違憲の瑕疵を帯びるものと解すべき

 

幸福追求権

人格的利益説(通説) / 一般的行為自由説

プライバシー権

私生活をみだりに公開されない自由

前科等を公開されない

正当な理由なしに指紋押捺を強制されない

肖像権(みだりに写真撮影されない)

個人に関する情報をみだりに第三者に開示または公表されない

 

判例 宴のあと事件

自由権的消極的側面

 

判例 前科照会事件

公権力の違法な行使

 

判例 京都府学連事件

警察官にみだりに撮影されない自由

証拠保全の必要性・緊急性

 

自己情報コントロール

積極的側面

 

住基ネット訴訟

何人も個人情報をみだりに第三者に開示または公表されない自由を有する

個人の内面に関わるような秘匿性の高い情報とはいえない

 

 

 

用語メモ

- 蓋然性→可能性が高い

- 無過失責任→過失がなくても

- 合理的で必要やむをえない限度にとどまるものか否か
- 合理性の認められる必要最小限にとどまる限り

- 法的保護に値する

- 門地→家柄
- 瑕疵→きず。欠点。