行政書士試験の学習ノート

2020年1月より開始。クレアールで学習してます。

3つの基本原理 主権の意味

  1. 基本的人権の尊重(自由主義) 
  2. 国民主権(民主主義)
  3. 平和主義

 自由民主平和

 

基本的人権の尊重

権力分立制 / 法の支配

 

国民主権

主権の意味

統治権(ポツダム宣言) / 最高独立性(他国の植民地になってない) / 最終的決定権(憲法1条)

 

平和主義 9条 すべての戦争を放棄する

1項 侵略戦争の放棄

2項 自衛戦争を含めて戦力の保持を禁止

すべての戦争を放棄と解される

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大日本憲法天皇主権の憲法だった。

マッカーサーノートを参考に作ったものが日本国憲法

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判例 砂川事件

日本に駐留する外国の軍隊は「戦力」に該当しない

 

憲法前文

憲法前文を読んでおく。

平和的生存権

判例 長沼事件 否

裁判規範制があるなし→前文は使えない

法的な権利/法的な利益が侵害された時

 

明治憲法

衆議院 / 貴族院

民主的ではなかった

法律の留保

どのような人権の制限も許される

 

自由権→王の権力から離れる /干渉の排除

社会権

 

外国人の人権

 性質上可能な限り人権規定の保障が及ぶ

外国人の参政権→保障なし

入国、在留、再入国の自由→保障なし

地方の選挙権→原則:保障なし 例外あり 地方自治法でもチェック

公務就任権→否

デモの自由→わが国の政策形成に影響を与えない限度で認める

 

判例 マクリーン事件

ベトナム反戦のデモを理由にビザ更新を拒否

更新を拒否しても違法ではない

 

判例 指紋押捺拒否事件

プライバシー権及ぶが・・

憲法に違反しない

 

判例 東京都管理職試験事件

公務就任権なし

憲法に違反しない

 

法人の人権

選挙権/生存権/人体などの存在を前提とする人身の自由

判例 八幡製鉄事件

政治献金する自由がある

判例 南九州税理士会事件

自由がない

判例 群馬司法書士会事件

特別負担金を要求

 

二重の基準論

ダブルスタンダード

公共の福祉 人権は不可侵BUT他人の迷惑にならないように

精神的自由 厳格な審査基準

経済的自由 合理性の基準

 

被収容者の人権

判例 よど号事件

新聞 蓋然性が認められ

保障される

 

判例 猿払事件

公務員の政治的行為の制限

合理的で必要やむをえない限度にとどまるものか

 

判例 全農林警職法事件

公務員の地位の特殊性と職務の公共性から、公務員の

労働基本権を制限することもそれが合理性の認められる必要最小限に

とどまる限り憲法28条に違反しない。一律禁止は合憲

 

判例 三菱樹脂事件

本採用拒否は違法でない

直接・間接適用説(民法90条のような私法の一般条項の解釈・適用を通じて)

憲法14条

 

判例 昭和女子大事件

学生運動で退学処分にした

違法でない

 

判例 日産自動車事件

定年退職の男女差別

民法90により無効

 

判例 百里基地事件

憲法9条も絡む→私人間に直接適用されない

自衛隊基地建設目的で国が土地を買い入れた

私人間の問題

民法90で無効ならない